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所 在 地 |
前橋市城東町1丁目 |
建 築 主 |
(株)さくらや本社 |
施 工 |
小野里工業株式会社 |
敷地 面積 |
941.75㎡ |
延床 面積 |
1,945.90㎡ |
構造・規模 |
RC造 地上10階建 |
竣 工 |
2003年2月 |
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コンクリートの耐久性について |
100年住宅として前橋市城東町共同住宅新築工事を設計するうえで構造設計として考慮すべき事は構造躯体の耐久性です。建設建物の構造種別が鉄筋コンクリート造であることにより、構造躯体の耐久性にもっとも関係する構造躯体材料はコンクリートであり、コンクリートの中性化が鉄筋にまで及ばなければ構造躯体の耐震・耐久性能は維持されることになります。 基本設計による構造計画から、実施施設時および施工時の打設コンクリートまでの水セメント比とかぶり厚さ及びそれから算出される耐用年数は、その中性化速度により基礎コンクリート部分においては139年となり、地上コンクリート部分は472年となりました。更に打設したコンクリートから直接コンクリートを抜き取り、そのコア供試体による圧縮強度検査を実施し、所定の圧縮強度が得られていることを確認しました。
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2.配管系統図 |
S・I住宅の為、専有部分にはパイプスペースを設けません。排水横引管及び竪管を直接住戸外の共用部分に設けることにより、リフォーム時の間取りの可変自由度を高めました。住戸専有部分は床フトコロを375mmとし、リフォーム時の間取り変更の際に水廻りスペースをどの位置に配しても排水勾配の確保が可能です。配水管は開放廊下部の大梁を逆ハンチ形状とし、梁せいの小さな中央部分から共用部分に出し、スリーブによる梁貫通を無くしました。配給管・ガス管・電気配管の引き込みは全て共用部の天井部分に設け、メンテナンスを容易にしました。専有部分の換気については、給気を開放廊下側から、排気はバルコニー側へ出し、ショートサーキットが無いように配慮しました。 |
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↑配管系統図 |
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3.外部の金属製建具をボルト締めで取り付ける |
■■アルミ製外壁建材の位置づけ■■
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ここで言う"アルミ製外壁建材"は柱と梁に囲まれた外壁の部分です。S・I住宅における位置づけは、インフィルですが、SとIのつなぎ部分であり、外壁としての耐久性と、メンテナンスのしやすさなどソフト面への考慮が求められます。 |
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4.前橋市城東町共同住宅 工事周期表 |
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<写真> |
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Hamada Architects & Associates
株式会社 都市建築事務所 |